法華宗の数珠の形と持ち方は?本式・略式の違いと参列時の扱い方を解説

法華宗の数珠の形と持ち方は?本式・略式の違いと参列時の扱い方を解説

# 法華宗の数珠の形と持ち方は?本式・略式の違いと参列時の扱い方を解説

法華宗の数珠は、流派に合った形と持ち方を確認して使います。法華宗本門流で紹介される例では、長い輪と左右で房の本数が異なる数珠を用い、輪をひとひねりして両手の中指に掛けて合掌します。ただし、法華宗の作法は流派・寺院によって異なります。手元の略式数珠を使えるかも含め、参列先の案内を確かめましょう。

法華宗の数珠の形と本式・略式の違い

数珠は、一般に念珠とも呼ばれ、お参りや読経の際に手にする、珠をつないだ仏具です。形を見分ける際には、輪の長さに加え、大きな珠の位置や房の分かれ方を見ると、持ち方の説明を理解しやすくなります。

一般に、宗派の形式に沿った数珠を本式数珠と呼びます。法華宗本門流の公式案内で紹介される形には、輪の両側に母珠(おやだま)という大きな珠があり、一方に房が2本、もう一方に3本付いています。房とは、数珠から下がる糸の束などの部分です。

本式数珠では、一般に輪を構成する主な珠を108個とするつくりが基本です。母珠や房側の珠などは別にあるため、全体の珠をすべて数えて108個になるという意味ではありません。細部のつくりや呼び名は宗派によって異なります。

一方、略式数珠には、輪が短く片手に掛けやすい「片手数珠」があります。宗派を問わず使えるものとして販売されることもありますが、参列先での扱いまで一律とは限りません。「長ければ本式」「短ければどこでも使える」と外見だけで判断せず、用途を確かめることが大切です。

合掌するときの持ち方を順番に確認する

ここでは、法華宗本門流の公式案内にある数珠の掛け方を一例として紹介します。法華宗全体に共通する決まりや、当寺での具体的な作法を示すものではありません。

  1. 房が2本ある側の母珠を右手側、3本ある側を左手側に持ちます。
  2. 両手の間で輪を軽く広げ、中央が交差するようにひとひねりします。
  3. それぞれの母珠の位置を左右の中指に掛け、手を合わせます。

最初は「房の本数で左右を確かめる」「輪を交差させる」「中指に掛ける」と、動作を分けて確認すると分かりやすいでしょう。糸を強く引っ張ったり、指へ無理に巻き付けたりせず、落ち着いて扱ってください。

略式の片手数珠では、一般に左手に輪を掛けて右手を合わせる方法や、合わせた両手に輪を掛ける方法が紹介されています。長い本式数珠の動作を、短い輪にそのまま当てはめる必要はありません。

房の形が違う、どこを指に掛けるか分からないときは、実物を見せて尋ねましょう。指を動かしにくい場合も、無理のない持ち方を参列先へ相談してください。

焼香や移動中の数珠はどう扱うか

一般に、焼香で香をつまむときは数珠を左手に持ち、右手で香を扱います。合掌の際に両手へ掛ける数珠も、焼香の間は右手を使えるように持ち替えます。合掌時と香を扱うときでは、手の動きが違うと考えると整理しやすくなります。

席から立つときや焼香の順番を待つ間は、一般に左手で持ち、房を下へ垂らして静かに扱います。輪や房を振り回したり、床に触れるほど垂らしたりしないよう気を付けてください。細かな持ち方は地域や寺院により異なるため、当日の説明に沿いましょう。

周囲の人と数珠の形や動作が違っていても、その人の作法をそのまままねると、自分の数珠に合わないことがあります。開式前に持ち方を尋ねておくと、手元を気にしすぎずお参りできます。

焼香の回数や葬儀全体の進み方は、関連記事「法華宗の葬儀の流れを解説|通夜から火葬までの手順と参列時の作法」で紹介しています。

手元の数珠を使う場合と新しく選ぶ場合

すでに数珠がある方は、まず形と状態を確認しましょう。短い輪か長い輪か、房がどのように分かれているかを伝えると、寺院へ相談しやすくなります。家族から譲られたものも、以前どの宗派で使っていたか分かれば、その情報を添えてください。

買い替えるか迷っている段階では、次の点を整理しておくと役立ちます。

  • 手元の数珠を、今回の葬儀や法要で使えるか
  • 日々の読経にも使う場合、どの形式を選ぶとよいか
  • 参列先で案内している掛け方を、今の数珠で行えるか

購入する場合は、寺院に形式を確認してから、販売店へ流派や用途を伝えましょう。「法華宗用」という商品名だけで決めず、房のつくりや輪の長さも確認してください。一般に、大きさや重さ、珠の素材によって手にした感触は異なります。可能であれば、無理なく持てるかを確かめて選びます。

数珠を忘れた場合の対応も、参列先へ尋ねてください。当寺での数珠の販売・貸し出しの有無や、持参する数珠の条件についてはお問い合わせください。

数珠袋に収めて保管し、傷みを確かめる

一般に、数珠は床や畳に直接置かず、数珠袋などに収めて大切に扱います。一時的に置く場合も袋の上などを使い、房が引っ掛かったり、踏まれたりしない場所を選びましょう。

しまう前には、房が絡んでいないか、糸に傷みがないかを見てください。袋へ無理に押し込まず、珠や房が収まるように整えます。使う予定が決まった段階で取り出して確認しておくと、当日に糸のほつれへ気付いて慌てずに済みます。

一般に、糸が緩んだ数珠は修理できる場合があります。使いにくいほど緩んでいる、切れそうな箇所があるときは、購入店などへ相談してください。手入れの方法も素材によって異なるため、水洗いや洗剤の使用を自己判断で行わず、素材に合う方法を確かめましょう。

太平寺への数珠や供養のお問い合わせ

太平寺は、大阪市住吉区にある法華宗の寺院で、京都の本能寺を大本山とします。当寺でお参りする際の数珠の形や持ち方、持参品についてはお問い合わせください。「家にある数珠を使えるか確認したい」など、気になる点をお伝えください。

当寺では、これまでの宗派を問わず受け入れています。合祀墓は30,000円(税込)、管理費は0円です。戒名刻は100,000円(税抜)です。供養も併せてご検討の場合は、納骨の時期や檀家の要否など、具体的な利用条件についてお問い合わせください。

電話:06-6672-8891
受付:平日・土日祝 9:00-21:00
所在地:大阪市住吉区上住吉1-3-27
交通:南海高野線「住吉東」駅から徒歩7分

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