おひとりさまの供養 身寄りがない場合の備え

# おひとりさまの供養 身寄りがない場合の備え
独身の方、配偶者に先立たれた方、子どもがいない方など、頼れる家族が近くにいない状況で、自分の供養についてどう備えればよいか考える方は少なくありません。結論からお伝えすると、こうした状況でも、供養そのものについては永代供養(えいたいくよう。ご遺族に代わって寺院が続けて供養すること)という形で備えることができます。この記事では、おひとりさまが供養について考えておきたいことと、当寺でできること・できないことを整理して紹介します。
おひとりさまが考えておきたいこと
身寄りがない、あるいは近くに頼れる家族がいない場合、次のようなことが気になる方が多いようです。
- 自分が亡くなったとき、誰が遺骨を引き取り、供養先へ運ぶのか
- 供養や法要は、その後どのように続けられるのか
- お墓の管理を誰かに任せる必要があるのか
これらは決してめずらしい悩みではありません。ひとりで生きること、ひとりで人生の終わりを迎えることは、今では珍しいことではなくなっています。大切なのは、不安を抱えたままにせず、ひとつずつ選択肢を確認しておくことです。おひとりさまだからといって、供養の選択肢が特別に少なくなるわけではありません。
生前にできる備え方
ご自身が元気なうちに、次のような備えをしておく方がいます。
永代供養の生前予約
ご本人が生前に永代供養を申し込んでおくことで、供養先をあらかじめ決めておくことができます。合祀墓(ごうしぼ。他の方の遺骨とともにお祀りするお墓)や樹木葬など、ご自身の希望に合った形を選ぶことができます。
死後事務委任契約や任意後見制度の利用
供養以外にも、亡くなった後の手続き(葬儀の手配、行政への届出、各種契約の整理など)や、判断能力が低下した際の財産管理などを、信頼できる第三者に任せておく制度があります。死後事務委任契約(しごじむいにんけいやく)や任意後見制度(にんいこうけんせいど。判断能力が低下したときに備え、財産管理などを任せる人を決めておく制度)と呼ばれるものです。これらは法律に関わる専門的な制度ですので、内容や利用方法については弁護士や司法書士、お住まいの自治体の窓口にご相談ください。
信頼できる知人や親族にあらかじめ伝えておく
制度を利用しない場合でも、自分の供養先や希望を、信頼できる知人や遠方の親族に伝えておくだけでも、いざという時の助けになります。
当寺でお受けできること
こうした制度と混同されやすい点があるため、当寺でお受けできる範囲をお伝えします。
当寺では、宗派を問わず永代供養をお受けしています。合祀墓は30,000円(税込)、あらたに戒名を刻む場合は100,000円(税抜)で、その後の管理費はいただいておりません。一度ご納骨いただいた後は、当寺が永代にわたり供養・管理をお受けします。管理の範囲など詳細はお問い合わせください。
一方で、身元保証(入院や施設入所の際に必要となる保証人の役割)や、死後の事務手続きの代行について、当寺での対応可否はお問い合わせください。これらが必要な場合は、専門の事業者や、先に触れた死後事務委任契約などの制度をご検討いただく方法もあります。
相談先を探すときは
死後の事務手続きや身元保証について相談できる窓口としては、お住まいの自治体の窓口(高齢福祉担当や地域包括支援センターなど)、弁護士会や司法書士会の相談窓口、社会福祉協議会などがあります。どこに相談すればよいか分からない場合は、まずはお住まいの自治体の窓口に問い合わせてみることをおすすめします。
よくある質問
Q. 身寄りがなくても、生前予約はできますか。
ご本人からのお申し込みが可能かどうか、必要な連絡先の確認など、当寺での取り扱いについてはお問い合わせください。ご家族の有無にかかわらず、ご相談自体はお受けしています。
Q. 供養以外の手続きについても、そちらで相談に乗ってもらえますか。
供養に関するご相談は当寺でお受けできますが、死後の事務手続きや財産管理など、供養以外の専門的な内容については、弁護士や司法書士、自治体の窓口にご相談いただくことをおすすめしています。
お問い合わせ
太平寺(大阪市住吉区上住吉1-3-27)では、おひとりさまの永代供養についてのご相談を随時お受けしています。供養に関することであれば、どんな小さなことでもお気軽にお尋ねください。
- 電話:06-6672-8891
- 受付時間:平日・土日祝 9:00〜21:00
ご見学だけでもかまいません。まずはお電話でお気軽にご相談ください。